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【恋の乱】才蔵さんと過ごす四季【章により裏R18あり】

第6章 夏〜甘い時〜後半【裏R18】


もうお昼近くだ。
腹が空いているような気もする。
でも俺もあやねも疲れたから、しばらく休みたい。

俺はあやねをゆっくりと布団の上にに寝かせた。
俺もちょっと横になるかな。

あやねの横に添うように畳の上にごろりと横になる。
横になりながらあやねの髪の毛を撫でる。
柔らかくてすべすべしてて、心地いい。

ああ、とても愛しい大切な存在。
この女はすっかり俺の弱点になってしまったのかもしれない。
あやねを人質に取られる事を考えたら生きた心地がしない。
忍者としては避けるべき事なのだけれど。
もう後に引けない。
あやねを手放すなんて考えられない。
命をかけて守るしかない。

ああ、幸せってこういう事を言うんだろうか。
忍者に有るまじきバカな事を初めて考えてしまった。
俺はそんな甘く取り留めもない事ばかりに思いを巡らせた。
…そして…、俺もあやねもいつの間にか眠ってしまったようだった。


眼が覚めた。
隣では才蔵さんが珍しく寝息をたてている。
ふふ、さすがに疲れたんだね。

私もまだなんとなく甘い気だるさに包まれている。
心地よい疲労感。

そしてあそこが少し痛いかも…。
才蔵さんたら何度も何度も私を…。
私が拒まないからって…。
うふふ。
お風呂場でのことを思い出すと顔が火照ってしまう。
あんなこんな色々な恥ずかしいこと…。
人里離れたこの家で、二人っきりだからできたんだよね。

それにしても才蔵さん、いろいろ技を持ちすぎ。
たくさん声も出してしまった。
才蔵さん、喜んでたな…。
私の名前を何度も何度もたくさん呼んでくれたし。
とても嬉しかった。

昨日は私がいっぱい甘えたから。
お返しとして満足してもらえたのかな?
あ、そういえばお昼がまだだよね。
足も大丈夫そうだし、今度は私が昼餉を作ろう。
と言っても、お昼にはだいぶ過ぎちゃったかな。

私は才蔵さんを起こさないように、こっそりと布団を抜け出し台所へと向かった。
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