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DIABOLIK LOVERS短編集

第3章 シュウ叔父さん!?



あーぁ....眠たい....

逆巻長男である逆巻シュウはいつものようにリビングで昼寝をしていた

そこにあるソファーは光の当たり具合も高さも大きさも寝るのには丁度よくシュウのお気に入りだった


最近、2階はアヤト達が騒がしく自室では寝れたものではない

昔からうるさいのは変わりないが、近頃このヴァンパイアの屋敷にはある変化が起きた


「うえぇぇぇん!!!!」


「っ....」

噂をすれば....

シュウが片目を開けると椅子の横には泣き叫ぶ子供の姿が映る

この子供は2年くらい前に産まれたアヤトと人間の子供で

容姿は女の子だからだろうか、嫁の方に似ているが

内面はアヤトに似て無駄に元気で

部屋から出てはいろんな部屋に這ってでも行こうとする

ついに階段も降りてくるようになったのだろうか....


シュウは頭に響く泣き声に眉間にシワを寄せる

ったく....あいつらはちゃんと世話してんのか....

「っ....ひっく....ッ....」

これ以上ほってもおけず、シュウはため息をつきながら手を伸ばす

「おい。泣きやめよ。

....こけたのか?」

シュウが優しい口調で喋り、頬を撫でてやると自然と涙も止まった

「っ....うんッ....

グスッ....シュウ....おじさん....ッ...」

「....ッ....おじさん?」

不覚にも"叔父さん"という言葉に反応してしまう
そうだ、コイツはアヤトの子供で....
兄貴である俺は....

「うんッ....パパがそうだって....」

「あぁ?あいつ....」

アヤトなら変な教育をしかねないな....

思わず、ため息が零れる


「はぁ....せめて....おにいちゃんにしてくれ....」

「?....シュウ....おにいちゃん?」

俺があのリヒターと同じような立場になるなんて、まだまだ先だとおもってたけどな....

「あぁ。それでいい」

ポンポンッ

シュウは頭を優しく撫でてやる


ーけど、お兄ちゃんってゆう響きはまぁ悪くない
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