第8章 何よりも自分の命を大切にしろ 〜交わる想い〜
「な!? バカなこと言わないで!」
「どうしてって言われたって、そんなのさっき言っただろ? 溜まってるんだよ。こっちは14歳の夜兎と同居していて、アレが満足にできねェんだよ。だから、ヤらせろ」
「ふ、ふざけないで!」
「俺は至って本気で言ってんだけどな……」
銀時はそう言って、女を押し倒して両腕をさっと掴んで1つに括った。そして、それを再び頭の上に上げさせて首に顔を埋めた。
「んっ!」
男の息が僅かにかかっただけで、少しだけでも感じてしまう。
「ふっ、感じたのか?」
「違う! ひ、久し振り……だから……」
語尾を濁して、昏葉が答えた。
「ふーん……」
興味がないふりをして、男は露わになっている女の鎖骨を舐めた。
「あっ!」
「……あんま、でけェ声出すなっつってんだろ。そんなに気付かれてェのか?」
「あ、あんたが舐めるから……」
「そんなの知らねーよ」
銀時は空いた方の手で器用に昏葉の胸元を開いた。
「ちょ! 本当にやめてよ!」
「ふざけんな。居候の分際で俺に逆らうな」
銀時はそう言うと、昏葉の背中に腕を回して下着のフックを外した。
「あ……」
そして、男は露わになった突起に舌を這わした。
「やっ!」
ペロリと1回舐めただけなのに、昏葉は背中を反った。男はその様子を見て、ニヤリと笑った。
「……おいおい、久し振りだからって感じ過ぎじゃねェの?」