第8章 《黄瀬涼太》©黒子のバスケ
黄瀬『ここッス☆』
ゆり『うちの学校にこんなとこあったんだ…』
黄瀬くんが案内してくれたとこは、校舎の真裏で大きな木が何本が生えていて可愛らしい花がチラホラ咲いている。素敵な場所だな…
黄瀬『オレよくここにいるんスよ。』
ゆり『え?そうなの?今日は女の子たち連れてこなくてよかったの?』
黄瀬『いや、ここは1人になりたい時に来るんスよ☆』
ゆり『え!?じゃあ、あたし邪魔じゃない!?』
黄瀬『邪魔だったら誘わないッスよ(笑)一緒にご飯食べたかったんスよ☆』
ゆり『な、なんで?//(汗)』
黄瀬『んー、、、気になってるから…ッスかね?』
ゆり『…はい?』
黄瀬くん、今なんて言った?気になってるって言った?あたしのことからかってるの?
なんでか黄瀬くんの言葉を素直に喜べなくて考え込んでると…
黄瀬『ゆりっち!聞いてる!?』
ゆり『え?ごめん…聞いてなかった…』
黄瀬『もおー。だからね!前からゆりっちのこと気になってたって言ってるんスよ!』
ゆり『な、んで?あたしなんか…』
黄瀬『なんか、じゃないッス。ゆりっちだからッスよ!なんでか説明しろって言われたら難しいッス…でも!気がついたらゆりっちのこと目で追ってるし、話してみたいって思うし、ゆりっちの好きなものとかいろいろ知りたいって思って…ってか、なんかオレ気持ち悪いッスね(汗)』
ゆり『気持ち悪くなんかない!あたしも…同じだから…///』
黄瀬『え?同じ…?』
ゆり『あたしもずっと黄瀬くんを目で追ってる…勝手に周りの子にヤキモチ妬いて…でも勇気なくて話けられないし、笑ってる黄瀬くんを見るのがあたしの癒しってゆうか…ごめん…あたしこそ気持ち悪いね(汗)』
黄瀬『気持ち悪くないッスよ!…てことは、両想いってことでいいんスか?』
ゆり『…うん///』
黄瀬『どうしよう…オレ…すげぇ嬉しいッス!!』
満面の笑みで喜ぶ黄瀬くんを見てあたしは自然と笑顔になって2人で笑いあった。