第3章 《緑間真太郎》©黒子のバスケ
おまけ
翌日、俺はゆりを迎に行き一緒に登校する。
ゆりの寂しそうな顔はもお見たくないのだよ。
緑間『ゆり。迎に来たのだよ!』
俺はドアをノックしながら言う。
するとまだ眠そうなゆりが出てきた。
朝練も見たいというから迎に来たのに、まったく。
どうやらゆりは朝が苦手のようだ。
玄関先で立ったまま寝ようとしてる。
緑間『おい。起きろ!』
ゆり『…眠い。しんたろぉ、抱っこ。』
ゆりは両手を、広げ俺を見る。
緑間『…まったく、ほら、早く行くのだよ。』
そお言い俺はゆりを横抱きにし学校へ向かう。
ゆりは俺の首に腕を回し首元の匂いを嗅いでいるようだ。
ゆり『しんたろぉの匂い好きぃ///』
緑間『分かったからさっさと目を覚ますのだよ!』
登校中冷ややかな目線を感じていたが、気にならない。
ゆりに寂しい思いをさせずにすむなら俺はなんでもする。
これから先人事を尽くすのは自分のためではなく、愛するゆりのためなのだよ。
end