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私が生きている理由。

第1章 生き残り


あの日、私の家族は全員いなくなってしまったんだから。
「俺らも今は同じようなもんだ。前は国のため、将軍のために剣を振るってきたが、どうやら今はそんな時代じゃねぇらしい。」
この人たちはどうして?なんのために戦っているの?
「ならば、なぜ、剣を取り戦うのですか?争いは悲しみを産むだけなのに。」
「ある人の為でもあるが、とりあえずは自分のためだ。生きてる理由を見つけるため。」
…生きてる理由。私はそんなの考えたことなかった。自分が生きているのは何か理由があるなんて考えもしなかった。ただ単に不幸にもあの日、生き残ってしまったから私は生きている、そう思っているけど…。言われると確かにそうかもしれない。
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