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私が生きている理由。

第4章 島原


とりあえず、これでいいはず。私も広間に向かおう。ほかの幹部の皆さんも途中で会うかもしれないし、それに皆さんが伝えてくれている可能性だってある。私が無駄に動いては意味がない。
「全員、集まったな。では、これから島原の新選組屯所襲撃計画について話す。」
何かよくわからないけれど、土方さんの話によると、最近島原で不逞浪士達が新選組の屯所に襲撃しようとしているらしい。土方さんの知り合いの芸者の方は、そのことを土方さんに伝え、誰か密偵として潜入してはどうだとのこと。そこで、女である私、そして千鶴さんが密偵として潜入してほしいと。
「ちょっと待てよ、土方さん!何も千鶴と結に任せなくたっていいだろ!?」
「まぁ、千鶴ちゃんじゃなくてもいいかもしれないけど、結ちゃんはしょうがないよね。監察方なわけだし。」
「でも、千鶴や結が新選組の人間ってバレて不逞浪士になんかされたらどうすんだよ。」
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