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私が生きている理由。

第4章 島原


確かに新選組のみなさんはよく食べる。まぁ、動いてらっしゃるし、当然なんだろうけど。でも、国のために剣を振る。その姿は勇ましい。たとえ世の中が剣を許さぬ時代であったとしても、みなさんはそれぞれ誇りを持ってる。その誇りこそがみなさんの心なんだ。
「結ちゃん、このお膳を広間に持って行ってもらってもいいかな?」
「はい!わかりました、持っていきます!」
このお膳。なかなか重い。しかもお味噌汁も一緒だから傾けられない。どうしよう、このままじゃ。
ガタンッ
「おっと、大丈夫か、結。」
「原田さん…。ありがとうございます、助けて頂いて。おかげでお味噌汁はこぼれずにすみました。」
「千鶴の膳は重いだろ?」
「えと、正直重たいです。でも、これが私の仕事ですので完遂します!」
「頑張るのもいいが、ほどほどにな?何かあったら手伝いくらいはしてられる。」
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