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私が生きている理由。

第3章 判明


疲れた。初めてこんなに人に囲まれた。自分から望んでいったんだけど、なかなか疲れる。
「結ちゃん、少しいい?」
「千鶴さん、どうぞ。」
部屋に入れると千鶴さんと平助さん、原田さん、永倉さんと少し談笑をした。きっと私が疲れているのに気づいてくれたんだと思う。こんなに人と話したことなかったからわからなかったけど、人と話すと癒やされる。
「しっかし、千鶴ちゃんはなんで結のこと、ちゃん付けで呼ぶんだ?まだ小さいけどこいつ、男だろ?」
「え?あぁ、それは、結ちゃんが女の子みたいに可愛いからですかね。私よりも年下みたいですし。」
「俺はどこからどう見ても女だと思うんだけどな。」
「総司まで、結ちゃん、って呼んでただろ?」
「僕がどうかした?僕がどう呼んだっていいでしょ?」
「沖田さんまで。」
いつの間に集まったんだろう。でも、私が女だと気付いてる人がこんなにいるなんて。土方さんの案は意味がないんじゃ。
「お前らはやっぱり気づいてたか。」
「土方さん!?」
「もういいだろう。」
「そうですか。」
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