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私が生きている理由。

第3章 判明


私はもう男としていなくていいみたいだ。
「みなさんが仰っている通り、私は女です。今まで騙していて申し訳ありませんでした。」
「だよなー、女なわけ…女!?」
「…はい…」
「どうして黙ってたんだよ、土方さん!」
「女が新選組の監察に入るとなったらお前らの士気が下がるだろ。中には気付いた奴らもいたらしいがな。」
そう言って、土方さんは沖田さんの方を見た。沖田さんは私のことを最初から結ちゃん、と呼んでいた。最初から気付いてたのだろう。
「ま、結は行動が女らしいけどな。お前、いいとこで育ってきただろ、作法つーか、所作にそういうのが出てんだよ。」
「原田さん…。」
この人もきっと気付いてたんだ。

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