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【関ジャニ∞小説】 Voice〜唄を愛する者〜

第2章 Secret Lesson


「聴いて…欲しい…?」


「おん、今の花音は多分綺麗に聴かせることに集中しててん」


「はい、それは」


綺麗な歌を届けたいと思うのは当然だと思うんだけど。


「せやからそこが俺と違うとこや。

さっきも言うたけど俺は綺麗に聴かせることよりも、歌を届けたい思て歌っとるんや。

花音も1回試しにそうして歌うてみてや」


「歌を届ける…」


「そうや。

歌詞の意味をよぉ理解して、それを届けるんや」


その言葉を聞いて渋谷さんの歌の奥深さがなんとなく分かったような気がした。


それが心なんだ。
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