第9章 2度目の…。
「大丈夫やから、俺に任せとけ」
ポンと頭を撫でたかと思うと、動き出した。
「あぁっ…ぅ…やぁ…」
激しく突かれたかと思うと、小さく小刻みに動く。
動きの予測が、全く出来ない。
「あ…すばる…ん」
ゆるゆると動かれると、もどかしさが増す。
「ん…強く、シて…。
こんなんじゃ、足りないよ…」
まるで焦らすかのような動きに、耐えきれなくなる。
「せやった、な。
花音は焦らされるんに慣れてないんやったな」
「う、ん…」
「強くしたるから、離さんとけよ」
「ん…」
すばるの首に手を回す。
それを確認すると、ズンッと奥を突いて来た。
「っあ!」
「気持ち、ええか?」
動きは止めずに尋ねるすばる。
「んっ…うん」
気持ちいい。
お世辞とかじゃなく、本当に。
すばる(想っている人)だと、こんなに違うものなんだね。