第9章 2度目の…。
トサリ…とベッドに押し倒される。
ボフッ、と音がしてベッドが沈む。
ベッドが柔らかいから、痛みはない。
「ん…」
顔を上げるのと同時に、すばるの唇が降って来た。
「ふ…ぁ…」
そしてすぐに、舌が侵入して来る。
「ん…ふ…」
私の口内を、縦横無尽に動き回る。
「っ…ゴクン」
あ…。
「飲んじゃった」
「ん?普通やろ」
「普通なのかな?」
どちらとも取れない口内にあった唾液を飲み下してしまった。
ツー…と、飲み切れなかった唾液が口端を伝う。
「ん、その顔エロ」
チュッ、と再び口づけるすばる。
「んっ…あ…は…」
舌を絡めては離し、吸い付いては甘噛みする。
その感覚に、ゾクゾクしたものが背筋が通り抜ける。