• テキストサイズ

【関ジャニ∞小説】 Voice〜唄を愛する者〜

第7章 挽回


「ドラムはメロディーやなくて、リズムを刻むだけ。

ミスったりど忘れしても、基本のリズムさえ出来れば問題ないんやから。

極端なこと言うんなら、基礎をずっと叩いとってもバレへんってこと」


「そうなんですか…」


知らなかったなぁ…。


「だから、俺やって普通にミスする。

俺の場合は分かりづらいから、ミスしてへんように見えるだけやで」


「そうだったんですね。

ごめんなさい、変なこと聞いて…」


「気にしなくてええって!

花音ちゃんって、表情がコロコロ変わって面白いなぁ」


と、またケラケラ笑う大倉さん。


「でも、大倉さんってミス少ないのは本当ですよね?

いつも早く来て練習してますし」


ここだけは、どうしても譲れない。


「んー、まぁ。

ミスするのって、誰だって気持ち良くないやん?

それに、ドラムってこう言うとこやないと練習出来ひんし」


「それもそうですね」
/ 231ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp