第1章 新入学!
架純からLINE[今どこー?]
[校庭の階段のとこー!]
架純[りょーかい!でもなぜ外?笑]
校舎は校庭よりも高くなっていて、校庭との間に石の階段がある。
そこの一番下に座っていると、すぐに架純が来た。
架純「お兄ちゃんが教室に来ちゃって
クラスで騒がれて居づらくなって
逃げてきたってこと?あはははっ!
って、お兄さんいるのは聞いてたけど、
まさかシスコンだとはねぇー!笑」
「笑い事じゃないよ〜!
お兄ちゃんの親友の櫻井先輩には
悪いことしちゃったなー。」
お昼を食べながら架純にここを選んだ経緯を話す。
架純「あー、櫻井先輩っての憧れの人?だっけ?」
「うん。先輩はほんとーにカッコよくて、
爽やかで、勉強もスポーツも出来る。
でもそんなことは鼻にかけない!
もー素敵過ぎるよー!なんでお兄ちゃんと
仲良いのか全くわからない…笑」
架純「てかさ、のお弁当、スゴイんですけど!
美味しそう!!お父さんが作ってくれたの?」
「あー、今日は私が作ったの!お兄ちゃんと交互に作ってるの。
そう言ってもらえると嬉しい!!」
架純「彩りもいいし…ぱくっ!
…んー!この玉子焼き美味しい〜!!」
そう言いながら架純は玉子焼きを頬張る。
「私、これぐらいしか
取り柄ないからさー。あ、そだ!
架純は部活入るのー?」