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雨の降る学校

第7章 ハナレバナレ





それから他の人にレジを任せて、


廃棄チェック(販売期限のすぎた商品がないか

おにぎりなどを1つずつ調べる)や、

商品の前出し(先頭の商品から

買われて行くので、売れて凹んだ売り場を

見栄え良く商品を前に出していく)などを

教えて見た。





これもまた完璧。






それから1週間もすれば

山田くんは完璧な店員になっていた。



他のアルバイトさんとも

打ち解けているし、凄い人だなぁ。



山田「あのさ、シフト見たけど



かなりバイト入ってるね!


お金貯めてるの?」



レジにて暫しのお喋り。


「あー、そうなんだよね。」


山田「先輩と旅行でも行くの?笑」



「いやいや、違うよ!笑


一人暮らししたくて。」



そう。決してあの家に


居づらい訳ではないけれど、


何だか最近辛くて。



まだ2人には話してないけど…。


山田「お兄さんと仲良しだったよね?


なんで?」


「ただ単に一人暮らしへの


憧れかな?笑」


山田「あー!

先輩連れ込む気でしょ!?


やらしいー!」



「え、そ、そんなこと!!


…いらっしゃいませー!」



レジにお客さんが来て、


話は中断された。


もう。



変なこと言わないでよね!!












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