第3章 先輩の好きな人…
ある日、架純が部活帰りに階段から落ちて、
足を骨折してしまった。
部活はもちろん出れなくて、
朝は下駄箱まで私とふみで迎えに行って、
三階の校舎まで階段を登る。
架純「ほんとにごめんね…。」
「もー、いいって!ほれ、ちゃんと肩掴まっててよー?」
ふみ「体育祭出れるかな…!」
そうだ。もうすぐ初めての体育祭だ。
櫻井先輩の活躍が見れる…!
架純「…あー。先輩のこと考えてる!」
ふみ「ほんとだ!笑」
松葉杖を持つふみも言う。
架純「わかりやすっ!」
「えー!そんなっ!?」
やっとの思いで教室に到着。
架純「ありがと!助かりました!」
「うん!」
着席するとすぐにホームルームが始まった。
そこでは体育祭の説明があった。
私たちの学年は学年リレー、色別対抗リレー、
障害物競走だ。
応援団も無事に決まり、もうすぐ
高校生最初の夏がやってくる!!