第3章 先輩の好きな人…
7月に入ると、蝉が鳴き始め、夏本番という感じになった。
ある朝、先輩と校舎内を歩いていると、
チリンチリンチリンチリンっ!!
亮「ー!」
「お、おはよー!そんなに自転車のベル鳴らされると
恥ずかしい!笑」
亮「すまん!笑 あ、おはようございます。」
亮が櫻井先輩に挨拶してる。なんか不思議…。
櫻井「おはよう!ちゃんのクラスメート?」
「はい!同じクラスです!亮もバスケ部なんです!」
亮「錦戸亮です。よろしくお願いします。」
櫻井「櫻井翔です。ちゃんのお兄さんと
仲が良くて、いつも朝食ご馳走になってます笑」
亮「え?朝食っすか?いいっすね!
…先輩、コイツ借りていいですか?…、後ろ乗れ!」
突然何を言い出すかと思ったら、
自転車の後ろを指差して乗れと言ってきた。
「え、なんでよ?」