第2章 校外学習でトラブル発生!?
それから学校を出て、
2人でのんびり歩く。
相葉「…。」
「…。」
相葉「…。」
「…ねぇ。」
相葉「…え!?」
「なんか喋ろうよ!笑」
相葉「うん、そうだよね!あ、
この前のクレープ美味しかったよね!」
「ほんとに乙女だなぁ!雅紀は。笑」
相葉「ほんとに美味しかったんだもん!
あ、あとね、
この前調べたんだけど、原宿にある○○ってお店の
パンケーキ、美味しいらしいよ!今度行こうよ!」
「ふふっ!パンケーキ美味しそうだね!
でも、部活始まるから行けないかも!」
相葉「バスケだっけ?俺もバスケ部入ったんだー!
亮と一緒!」
「雅紀もバスケ部にしたんだ!
へぇー!中学からやってたの?」
相葉「俺は高校デビュー!
亮は中学からやってたみたい!」
そんな他愛もない話をしていると、
「私こっちだから!じゃあ、また明日ね!」
分かれ道にさしかかった。
相葉「ちゃん!俺さ、頼りないし、
趣味が乙女みたいだけど。
でも、この気持ちは誰にも負けないって。
うん。そういうことだから!…じゃあね!!」
「はい??…ねえ、ちょっとー!よくわからない!」
走り去る雅紀に大きな声で呼びかけたけど、
振り向かずに手を振るだけで
結局わからずじまいだった。