第8章 "お兄ちゃん"じゃなくって…
前にコンビニでの
バイト経験があるお兄ちゃんは
仕事をすぐにマスターし、
山田くんに大変な仕事を全部
押し付けているらしい。
しかも今日は店長休み。
恐ろしい…!!
私もバイトを終える頃には
グッタリ。
先に上がったお兄ちゃんが
事務所にいて、
かなり萎えた。
山田「お、お疲れ様です。」
和也「おっつー。」
「早く帰りなよ。」
和也「待ってたの!
さ!帰りましょ!!」
嫌だ。
和也「山田は…1人で帰れるもんね?」
山田「はいっ!お疲れ様でしたっ!
ちゃんバイバイっ!!」
山田くん!!置いてかないで!!
仕方なくお兄ちゃんと店を出る。
和也「公園よろっか。」
帰り道で公園に寄る。
ブランコに座り、ゆっくり漕ぐ。
なんか、子供の頃に戻ったみたい。