第2章 新生活
「お、終わったぁ~~………」
へなへなと座り混む私。
なんと、引っ越し業者が来る前日でした。
ってか、引っ越し業者っていっても、お金ないから運んでもらうだけだし…
と、とにかく間に合った…
夕方までに終わった…
だって今日はQの法則に下野くん出るんだもんね!
***
私は、家族や友達からの見送りを断った。
別に、別れるのが寂しくなるとか、嫌いだったって訳じゃない。
シングルマザーの母親は仕事、姉は大学。
友達に気を遣って貰うのも私のキャラじゃない。
第一、一生の別れって訳じゃないし、交通機関の発達してる現代じゃ、数時間あれば東京までこれる。
だから、全てそういうことは断った。
一人にも慣れていかないといけないんだ。
だから、私の家族は普段通りに朝いえを出ていった。
数時間後、業者が到着した。