第8章 21:06 ”黒尾鉄朗”は拾われる。【R18】
ブラウスのボタンを途中まで外すと、はだけさせて、ブラをずらして胸を剥き出しにさせる。それから鉄朗の大きな手が私の両目を塞いだかと思うと、私の胸元にキスを落として、舌を這わせた。
視界を奪われると神経は馬鹿みたいに敏感になって、自分の声と鉄朗が私の肌に吸い付く音が過敏に耳を犯して脳内に充満していく。
『っ、、んっ、、、てつろ、、耳おかしいっ、、ひゃぁっ!、、、』
「感じてんじゃないの?」
『だ、だめ!、、、耳元、、しゃべ、ないで!』
「、、身体、すげぇビクビクしてるな。」
『んんっ、、ぁ、、っ!、、はぁ、はぁ、、、てつろ、、はぁ、、はぁ、、、』
硬くなった胸の先端をグニグニと摘んで弄ばれながら、耳を舐めまわされ吐息で攻められる度に、私の意思とは裏腹に身体はビクンビクンと反応して、快感に耐えるようにシーツをギュと掴む。
「なぁ、見てみ。ここ、すげぇ硬い。」
乳首にねっとり舌を這わせながら私を見つめる鉄朗。まるで猫のような鋭い目で私を視姦しながら舐めまわされる。
鉄朗は年下のくせにセックスになるとイニシアチブを奪い私をいいようにする。大学で出来た彼氏のセックスとは比べものにならないくらい上手くて、それは頭の先からつま先まで、私の全部を味わい尽くすようなやつだ。
必死で身をよじりながら押さえつけられた両腕に抵抗しつつ快感を散らそうとする。
「コラ。逃げんなよ。」
『っ!、、だ、だって!、、このままじゃ、、』
「イッちゃいそー?」
言い当てられた私は急に恥ずかしくなって目を逸らす。鉄朗はそんな私を見て意地悪そうにニヤニヤした。
「全部受け入れろよ。そしたらスゲー気持ちよくなるから。」
唇がくっつきそうなほど顔を近づけて、そんな刺激的な事を言われると、私は鼓動が高鳴ってどうしようもなくなってしまう。それを知ってか知らずか、鉄朗は大きな掌で緊張を和らげるように私の髪を撫でてくれた。
『鉄朗、、、めちゃくちゃにしていいよ?』
「なにそのエロい顔。なぁ、ストッキング破っていい?」
『や、だめ!』
「へいへい。」
鉄朗はいつも優しい。
私がどんなに我儘を言ったって付き合ってくれる。