第7章 20:18 ”月島蛍”は君をさらう。【R18】【Ωバース】
『はぁ、、はぁ、、、月島く、、ごめ、、なさい、、、、私っ、、』
「、、、まさか発情期なの?」
『わかんない、、!、、急に身体が熱くなって!、、も、、おかしいのぉ!』
抱き起こしてやると、身体は雨に濡れているのに酷く熱く、そして頭がクラクラして本能をかき乱すような甘い香りが鼻を抜けた。
がΩだと言うことは知っていた。でもまだ発情期を経験していなかったし、もしも、そうなった時はきっと彼女が自分で選んだ人と番になればいいんだと僕は思っていた。
だから僕は自分がαだという事も、彼女を好きでいる事も胸に秘めていた。
誘うように僕の身体に捕まってきて、上目遣いで熱っぽい視線を絡ませてくる。
ねえ、コレは発情期だからなの?
僕じゃなくたってこうするんデショ?
『お願い、、、月島くん、、、シて、、』
「、、、なんで僕なの。」
彼女は困った顔をする。
本当は今すぐにでも僕は彼女をどうにかしてしまいと思う程に、身体も心も引き寄せられている。でも抱いてしまったら、きっともう離せなくなってしまうから、、、
『、、、月島くんは、αだよね、、、?』
「、、、、なんでそう思うの?」
『初めて会った時から、ずっと思ってた。根拠はないけど、、、もし、その時が来たら私、、月島くんに、、、、!』
何それ、、、。
「、、、先に言っておくけど。番になったらもう、逃げられないよ。」
『、、、うん。』
ぎゅぅ、、、、
「覚悟して。」
僕は降りしきる雨の中でを抱き寄せ、放たれるフェロモンの誘惑に身を委ねるように、何度もキスをして舌を絡めた。
口内をくまなく犯して、舌を吸い上げると彼女は甘い声を出すから、それすら僕の頭をまるで麻薬のように麻痺させて理性を簡単に壊していった。
「、どこがツライの?」
『はぁ、、はぁ、、、ここ、、、』
そう言って彼女は雨で太腿に張り付いたスカートを気怠そうに自分で捲り上げた。そこは、さっきの男たちに下着を奪われて、雨のせいなのか、愛液なのかわからない程に濡れて、指を押し当てるとねっとりと絡みついてきた。