第6章 17:30 ”岩泉一”は雨音が聞こえない。【R18】
それから俺たちは色々話した。
及川がうるせぇとか、京谷を次の公式戦に出そうかとかいう、バレー部の話。
受験の話。
大学の話。
のねぇちゃんが結婚するって話。
あと、レシーブ練で出来た俺の痣をわざとつっつくから、頭からお湯をかけてやったりして、ふざけもした。
『はじめ、なんか凄く楽しいね!』
「そうだな。」
『今、なんか凄く幸せ。』
「俺も。」
上半身を捻って俺の顔を覗き込んでそう言うから、俺はの顎をつかまえてキスをした。
唇を放すと、今度はから唇を重ねてきて、また離れて、どちらともなくキスを贈り合った。
ちゅ、、、ちゅ、、、、
、、、ちゅ、、、、
ちゅ、、、ん、、、、ちゅ、、
っ、、、ちゅ、、、
風呂場に唇が離れる時の音が響いて、俺たちは二人の世界に陶酔していく。
態勢を変えて向かい合って、啄むようなキスをしながら俺はの胸をやわやわと触る。するとさっきよりも吐息は甘くなって、火照った顔は蕩けていった。
『ぁ、、、んっ、、ちゅ、、、はじめ、、、好き、、、っ、、、好きだよ、、、、、ちゅ、、、、』
「俺も、、、が好きだ、、」
『ねぇ、、、もっと、、、しよ?』