第6章 17:30 ”岩泉一”は雨音が聞こえない。【R18】
「お、お前、本気で言ってるのか?」
『、、、、うん。だめ?』
「いや、だめじゃねぇけど。」
『じゃぁ、、、、ね?』
こいつ、、、、!!!!
風呂出たら容赦しねぇからなーーー!!!!!
俺はバクバクと高鳴る心臓を抑えて承諾の返事をした。
とは何度もそういう事もしてるし、お互いの身体だって知ってる。でもそれはあくまでもそういうシチュエーションでだけだ。
俺が一人で固まっているそばから、彼女はするすると濡れた制服を脱いで下着だけの姿になり、下着に手をかけようとしていた。
『はじめ?早く。はじめも風邪ひいちゃうよ?』
「おぉ。」
俺は意を決して制服のベルトを外す。
お互い裸になると、脱ぎだす前よりも思ったより緊張は大丈夫だった。なんというか、事後のようなちょっとした気恥ずかしさのようなものがあってお互い顔を見合わせて笑った。
風呂場は湯気でふんわり暖かい空気で、俺たちはシャワーでお互いの身体を温めあって、ほっとして浴槽に浸かった。
俺の足の間に背中を向けて腰を下ろしたは俺に背中を預けてニッコリと笑う。
『あーーー!!!染みわたるーーー!!!』
「銭湯のおやじか。」
『おやじじゃないですー!、、、あったかいね!』
「おお。二人で入るの初めてな。」
『そうだね!エッチの後はいつも別にシャワー浴びてるし。』
セックスの時とは別の幸福感が、湯気みたいに充満しているような気がした。
は右肩にほくろがあるなんて知らなかったし、肩は撫で肩というより、少しいかり肩気味で、胸は大きくないけど、形がよくって、、、
コイツの事結構知ってるつもりでいたのに、まだまだ知らない事があるんだなと思うと不思議と嬉しくなった。