第4章 シリウス・ブラックとの出会い
「イーヴー?イーヴ?どこいっちまったんだ?イー‥‥‥おーここにおったか。ほれ、ちょっと休憩すんぞ。」
「あ、ハグリット。はーい。」
秘密の部屋の事件で犯人扱いされてしまったハグリット。事件解決後、青白い顔してしばらく何も口にすることができなかったハグリットを私は休み中、様々なところに連れていってあげた。まず、ロンドンに行ってショッピングして、アイスも食べたね。あとルーマニアに行って懐かしのギルバートに会いに行った。ギルバート凄く大きくなってて、びっくりしちゃった。ハグリットは嬉しそうに声をかけてたけど、ギルバートはずっと涎を垂らしてたからちょっとハラハラしたな。でも、ハグリットが元気出たみたいでよかったよかった。あとはあとは・・・あ!これ、ダンブルドア先生から頼まれたお仕事だから別に遊んでたわけじゃないんだよ!?
ここまでしてやっとハグリットの元気が取り戻せたところを見て、アズカバンってところは恐ろしいところなんだなって思う。というか、恐ろしい所だった!なんか変なのウヨウヨいるし、好きあらば狙われるし。
ん?ああ。アズカバンっていう監獄で収容されることになったハグリットについて行って怒られてしまったことはまた別の話だからまた今度ね。
「イヴ?どうかしたんか?ぼーっとして。疲れたか?」
気がつくとハグリットの顔が目の前に。
「ううん、大丈夫。ちょっと次にあるテストについて考えてたの」
「お前さんなら大丈夫だろ?マクゴナガル先生から聞いたぞ。お前さんハーマイオニーに並ぶ成績だそうだな。優秀優秀」
ポンポンって撫でてくれる大きな手。たまに痛い時とかあるけど、私はこの大きな手とその笑顔が大好きだ。