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A Necessity Named Chance

第3章 事件発生



 2人の食事が終わった。私にとって来て欲しくない時間が来てしまった。覚悟を決めて言わないと

「「あの」」
 2人同時に話してしまった


「先どうぞ」

「うん…。私達、もう会うのやめませんか?写真撮られてしまいましたし、私迷惑かけたくありません。きっとこのままだと私が、荷物になる日が来ます。なので今日で会うのやめましょ?」
 言えた。まだ、泣いてないよね…


「ねぇ、それ本気で言ってる?」
 いつもより低い声で、翔さんが言った

「本気だよ」


「そんなに俺と居るのつまらなかった?」

「ううん、その逆だよ。楽しかった。でも…」
 話している途中で翔さんに腕を引っ張られ、翔さんの胸の中にいた。この事前にもあったな…


「じゃあ、そんなこと言うなよ。俺は昴さんと離れたくない。ずっと一緒にいたい」

「翔さん?」
 私が翔さんの顔を見ようとすると、目を塞がれた


「見ないで」
 一瞬見えた翔さんの顔。翔さん、泣いてるの?なんで?


「らしくないよな。俺、ここまで夢中になったことないんだよ。昴さんと居ると余裕が無くなるっていうか、昴さんのことしか考えられないっていうか…」
 翔さんは私を離し、目をジッと見ながら言った


「だからこれからは彼女として、隣にいてくれませんか?昴さんのこと守るから。嫌な思いさせないから」

「…翔さん、本気?私なんかでいいの?」


「昴さんがいいの。ダメかな?」

「……」
 私は泣いてしまった。予想していた事とは違う展開だし、私が望んでいた事


「あ、そんなに嫌だったかな?」

「違う、違うの!嬉しくって…」


「それはyesということでいいの?」

「よろしくお願いします」
 私は翔さんに抱きついた。そして私達は触れるだけのキスをした
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