過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン R18】
第1章 その瞳に映るのは・・・・
「ひぃっ!」
「おやおや、はしたない子だね。次は簡単にはイカせてあげないよ。
先程の質問にちゃんと答えられたら解放してあげよう」
「・・・ぅぅ・・・」
「俺の父親を調べた理由は何だ?何があったんだっ!?」
朦朧とする意識の中では、自分に無体を強いている相手が
かつての恋人のソロモンに見えてきて必死に手を伸ばそうとしたが、
縛られているのでそれも出来ない。
ナナシが自分に両手を伸ばしてくるので、
エルヴィンは腕の拘束を解き自由にしてやる。
彼にはもう抵抗する力が無いという判断からだった。
案の定、ナナシは弱々しくエルヴィンに手を伸ばし、
甘えるように縋り付いてきた。
理性を飛ばし切った無意識のナナシの行動に、
エルヴィンは愛しさが込み上げたが、
次にナナシが言った言葉に全てが崩れ去った。
「・・・そ・・・ソロモン・・・もっと、優しく抱いて・・・」
トロリとした目を向けられ告げられた他の男の名前に
エルヴィンは我を失ってナナシを穿ち始めた。
今抱いているのはエルヴィン・スミスだっ!!
ソロモンという男ではないっ!!
他の男の名を告げられたエルヴィンは嫉妬に狂い、
ナナシが意識を失うまで何度もその身体を貪り続けた。