第1章 タイムスリップ
「まあ…いいわ。分かった。貴方を見かけだけでも大将と認める。けど!勘違いしないでよ?私の大将は信長さんただ一人!!他の誰が騙されても私は騙されないから」
びしっとサブローを指さしてそうまくし立てた
当の本人は、はぁ、なんて気の抜けた返事をしてくる
「それじゃあ、俺はこれから…信長として生きてく、のか?」
終いにはそんな事を言ってくるし
「やっぱ馬鹿!チェンジ!大将!チェンジでお願いします!!」
天井に向かって叫んでも大将は何処にもいない
変わりと言わんばかりに埃が舞散った