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黒このバスケ☆ あいつに愛されるのは大変なこと‼

第3章 ガラスの心臓








「俺、咲美っちに一目惚れしたっス‼付き合って欲しいッス!!!」

はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
何で私!?
私よりいい人いっぱいいるよ!?
ってか会ってから、まだ15分も経ってないよ!?
クラスのみんなが私に注目する
涼太は相変わらず、自信に満ち溢れた顔で笑ってる
女子の目線がキツイ…
でも
でも
それより、
青峰君が口パクで
「OKしちゃえょ」
って言ってるのが分かって…

悲しくて
悲しくて。。。。
涙がとまらなかった
ダメだよ

みんな見てるのに…

バカ!
バカ。。。。

止まれ…涙‼


「咲美っち…どうしたっすか!?」
涼太があわあわしている…

私はとまらない涙で溢れる顔を
両手で抑えながら
教室を出ていった

階段をあがって…
気がついたら
屋上にいた


凄く綺麗な空なのに…
涙で視界がぼやける



私はズット青峰君を見ていて

ズット青峰君のことが好きだった

でも、こんなに

こんなに失恋が

悲しいなんて…


私は




青峰君を





好きでいすぎたんだね





私の心臓は

ガラスのように割れて

粉々だよ


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