第14章 -彼女-(黒尾鉄朗)***
「まぁ、いいじゃない?
皆でいたほうが楽しいし。」
オレがガックリしてると、
すみれが横に来た。
「…オレと2人じゃ楽しくないのかよ?」
「そんなわけないでしょ?」
オレがちょっと拗ねて言うと、
すみれがオレの腕に
ギュッとしてきた。
お♪
すみれがちょっとだけ
大胆になった気がする。
「すみれー!オレも腹減ったー。」
オレはすみれを抱き寄せた。
「…⁈
もう少しだから、ガマンしてね?」
すみれは一瞬赤くなったが、
抵抗しなかった。
「ムリー。ガマンできねーー!」
…チュ。
「クロ…」
「おまえなぁ…⁈」
「きゃー♡」
周りで並んでた知らない人たちも
ちょっとザワザワしていた。
「ちょっとだけ腹満たされたな♪」
オレがニヤッとして
すみれに同意を求めると、
すみれは真っ赤になっていた。
「て…て…鉄朗っ‼︎」
「んー?」
真っ赤になって怒るすみれも
なかなかいい。
やっぱキスとパンケーキじゃ…
足んねーな♪
---End---