• テキストサイズ

姫と紫煙の蝶

第2章 江戸と祭り



真選組屯所―――

今真選組は、気を引き締めていた

理由は、近々行われる鎖国解禁20周年が行われ、それに将軍が参られるからだ


「キナくせー野郎を見つけたら迷わずブった斬れ。俺が責任をとる」

「マジですかィ、土方さん…。俺ァ、どーにも鼻が利かねーんで、侍見つけたら、かたっぱしから叩き斬りますァ。頼みますぜ」

「オーイ、みんな。さっき言ったことは、ナシの方向で」

など、やり取りもあったが、鬼の副長、土方は直ぐに話を戻した


「以前料亭で会談をしていた幕吏十数人が皆殺しにされた事件があっただろう。あらぁ、奴"ら”の仕業よ」

その名は……

“攘夷浪士の中でも、最も過激で最も危険な男…

      高杉晋助”

”その高杉の妹で、冷酷な姫

      高杉彩菜”


/ 68ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp