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【黒子のバスケ】びーのえる【BL*R18】

第2章 【赤黒黄】覗き見【緑】


赤司side



「どうした、今日は特にミスが目立ったな」



今日は自校で練習試合があった。

部室で着替え、帰り際僕が呼び止めた選手二人に関してはミスが多く感じた為話をする。


一人は「すみません」と丁寧に答え、もう一人は困ったように頭を掻きながら口を開く。



「いやー……ちょっと気を抜いちゃって」

「勝ったからいいものの、今後そのような様子が目立つようならスタメンを変えるよ」

「す、すいませんっス!」



練習試合といえど、我が校では試合後ミーティングをする。
そこで注意をしても良かったのだが、僕はあえてしなかった。


それは何故か。


何も今日だけミスがあったわけではない。
部室を選んだのは二人の気持ちを引き締める為である。


僕からのお仕置きで。



「反省の色が見られないな」

「してますって赤司っち!」

「テツヤもただ謝るだけかい?」

「……すみません」

「きちんと反省をするのならばやめてやろうと思ったが……」



そう言いながら僕は背後から冷たいモノを二つ取り出す。
それらがぶつかると鈍い音が辺りを包んだ。


すると驚いたのか、涼太から不安そうな声が漏れる。



「な、なんスか今の……」

「知りたいかい?」

「そ、そりゃ……」



ならば教えてやろうと、僕は二人の首に鎖付きの錠をはめた。

騒ぐでもなく……ただ口を開けたままの涼太とテツヤ。
首から繋がる鎖は勿論僕の手の中だ。


全く思考がついていかないのであろう二人の様子は、依然として変化が見られない。



「これから僕が良いと言うまで、どんな事にも従ってもらう」

「どんな事でもって何ですか……?」

「そうだな……ならば手始めに……二人とも跪け」



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