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【恋の乱】才蔵さんがいない夜【裏 R18】

第1章 一人の夜


「いいね」
才蔵さんも久しぶりで気持ちがいいのか
いつもより動きが早い。
パンパンパンパン…。
肌と肌が触れ合う音が響く。

「あ、あ、あん、いいです…もっと」
私はそんな言葉まで口にするようになってしまった。
心も体も才蔵さんのものなのだ。

私はもっと才蔵さんを感じるために四つん這いから枕に頭をのせ前屈姿勢をとる。
お尻をより突き出すようにした。
この方がより才蔵さんの腰使いを感じることができる。

「ああん、ああん…ああん…。」
才蔵さんの律動とともに声が出てしまう。
才蔵さんはお尻をつかんで律動を続ける。

「ふう、じゃあ、角度変えるから」

四つん這いから横向きにされ、
片足を高く上げるような体位になる。
違う角度から才蔵さんのモノが当たり
また別の快感に襲われる。
しばらくその姿勢が続いた後、
「お前さんも動いてみる?」

才蔵さんは私から体を離し、仰向けになった。

「跨って」
え?と思いながら才蔵さんの上に跨る。

「入れて」

え?え?と思っていると、
才蔵さんが自分自身を持ってこっちを見ている。
恐る恐る挿入した。

「動いて」

う、動く?
今まで自分で動いたことはなかった。
腰を上下にすればいいのかなとやってみる。
褥に膝をつき腰を上下に動かしてみる。
動かすのに精一杯で快感はよくわからない。

あ、でも…。
才蔵さんの顔が見える…。
目を閉じて…少し口を開けて…。
眉が少しひそめられている?
切なそうな表情。
でも、とても綺麗な顔。

ずっと見ていたくなる。
こういうのもいいな。
才蔵さんも少しは気持ちいいのかな。

腰の動きを続ける。
上下だけでなく左右に揺り動かしたり、
よくわからないまま動きを続ける。

そのうちに才蔵さんの手が伸びてきて私の胸を触り始める。
そうされると少し私も気持ち良くなってくる。
胸を触られながら腰を動かし続ける。
自分の気持ちのいいとこに当たるように腰を動かす余裕も少し出てきた。
あ、ちょっといいかも…。

「…ありがと」
そういうと才蔵さんが私の体を離し、
褥に横たわらせた。

また私に覆い被さり口づけをしてくれる。
「よかったよ…」

何度も何度も水音を立てて啄むような口づけをされる。
それが耳、首筋、胸元へと降りてくる。
私はなんとも言えない幸福感に包まれる。

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