第12章 菅原孝支3
ー菅原sideー
どれくらいの時間が経ったんだろう。
そう思うくらいにこの時間は長く感じる。
菅「っふ…ぅぐ、ん…ァ…!」
後ろで縛られた手、開かれたまま拘束された足じゃ、ただただ与えられる刺激を受けることしか出来ない。
口も布で塞がれて声なんて出せなくて。
ブゥゥゥン…と無機質な機械音が俺のナカから聞こえる。
体が熱くて仕方ない。
この快楽から逃れたくて、解放されたくて。
反り立つモノはダラダラと液体を零して、今にも弾けそうに震えてるのに、根元を縛られてるせいでソレを放てないでいる。
菅「ンっ…ぁん、…う、ゃ…んーッ」
頭がおかしくなりそうだった。
開いた口からは飲み込めない唾液が溢れ、口を覆う布を濡らしていく。
無意識に腰が揺れ、快楽を求めている。
こんな俺の状態を楽しそうにに見つめるのは、俺をこんな風にした張本人の椎名玲央。
俺と同年で同クラス。学校一のイケメン、そしてモテ男。
そんな奴にこんなことをされるなんて誰が思うだろう、少なくとも俺は思わなかった。