第6章 影山飛雄1
はやく、欲しい。
挿れて欲しい。
そうお願いしてるのに。
『もうちょっと頑張れたらね?』
さっきからそう言って挿れてくれない。
俺のナカは疼いて、熱くて仕方ないのに。
影「ぁ、アッ…んぅっ玲央さ、…ああっ挿れ、てぇ…ッあ、ひンッ」
イきたくないのに、止まらない。
玲央さんのでイきたい。
玲央さんを感じたい。
影「ぁ、アッ玲央さ、ぁんッ」
お願い、挿れて。
今すぐ欲しい。
『んー、じゃあ…さ』
"もっと喘いで、イヤらしくなって、俺を喜ばせてよ"
喜ばせる。
喘いで、イヤらしくなれば玲央さんは喜んでくれる…?
『ね?飛雄、俺を求めろよ』
玲央さんの口調がわずかに変わった。
ゾクッとした痺れがカラダに走る。
抵抗なんて出来ない、しない。
そんなことをしてもムダだ。
影「あ、んぅ、ハァ、ンッ玲央さ、んッ」
熱の篭った視線で玲央さんを見る。
貴方が欲しい、欲しくて堪らない。