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ONE PIECE短編(仮)

第9章 (サンジ、ロー、ゾロ、分岐、後編、一部18禁)


ゾロはそれを『了承』と得てりんの下唇を少し食んでから柔らかく重ねた。

一度、軽く触れる。

そしてもう一度、今度は深く。

既に薄く開いているりんの戸を舌を入れてさらに開けさせる。

顔に添えていた手と反対の手をりんの腰に回して
キスをしたままぐいと立たす。

奥まで犯す舌に呼応するようにお互いの身体を密にする。

「っ…はぁ」

時折できる隙間から息を吸う。

酒の香りと染み付いている海の香りが肺に入り込んできて、酔いそうになる。

くちゅくちゅと聞こえる水音は果たしてゾロからするのか、りんからするのか。

「んんっ」

頬に添えられていた手が髪をかきあげながら頭の後ろに回る。

逃しはしないと言われているようだ。


やがて口が離れた。

りんの口からたらりと流れたイヤらしく光る一筋はどちらのものなのか。

なんとなく目を合わせる事が出来ず、ゾロの口元をみると赤く色が付いている。

「…ついちゃいましたね」

りんが薬指でゾロについた自身の紅を取る。

薄いのに熱い唇に指を這わして拭いきると静かに尋ねる。

「…で?私のことは何かわかりましたか?」

ゾロはニヤリと笑った。

「いいや判らねェ。が、一つだけわかっている事がある」

なぁに?とりんが先を促す。

「お前はこの先を続けたがっている」

そうだろ?と目だけで同意を求める。
悔しいがりんは

「……当たり」

そう言って今度はりんからキスを求める。

今までより更に身体を密にして口と口の隙間からりんは訴えた。

「ね、ゾロさん…んっ……私が何者かは、あっ……あとでお伝えしますから、今は…」

「…あぁ、そうだな」


お互い膝から床に着き、徐々に硬く冷たい床に背をつける。

「今は、お前の…ま、体力の限界を知るところからだな」

獰猛な欲望を全身にまとわせたままゾロはりんをすみずみまで味わうのだった。




*******************

ゾロ編が終了です。


それぞれお相手でりんさんの性格がかなり変わってしまいました。
私のスキル不足ですね。勉強しなくては。

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