第9章 (サンジ、ロー、ゾロ、分岐、後編、一部18禁)
寝ているりんを背中側から抱き締め、髪を払い、シーツをずらして肩甲骨の辺りに口付ける。
クスクスとくすぐったそうに笑うりんの声が心地好い。
「…ねぇ、また繋がりたいなりんちゃん」
「こんな時間から?」
「りんちゃんがいけないんだよ。あんなにおれのこと夢中になって欲しがってさ、一回だけで終われる男がどこにいる?」
りんのうなじに舌を這わせると甘い声が漏れた。
「…っ…でも、なにか作ってくれたんでしょう?いい匂いがする」
「おれにはりんちゃんのいい匂いしかしない」
「だめです。折角作ってくださったのに冷めちゃう」
りんがサンジを押し退け起き上がるが、サンジは離れようとしない。
「冷めてもいい。繋がりたい…今日は流されてくれないの?」
「…温め直して下さいます?」
「もちろん!」
ぺろりとサンジがりんの唇をナメる。
「りんちゃんやさしいね。船にお持ち帰りしたい」
「そのまま出航されたら困るからダメですよ」
「おれは困らない。…ね、一緒に行こう?オールブルー探そう」
やわやわとりんの胸をさわりながらねだる。
「一緒に船に来ることは、流されてくれないの?」
「…お店、あるから」
「船で開けばいいさ。ウチの船はバーもあるよ」
言ってる間も絶え間なく刺激を送る。
「…っ。そん、な急には…」
りんの胸の先が主張しはじめ、サンジがそれを口にふくむ。
「急じゃなかったらいいの?」
「そういう事じゃなくて…そこで喋らな、いで下さいっ」
「んー?」
ちぅ。と胸元に紅い印をつけるサンジにりんが困ったような笑顔で聞いた。
「サンジさんは甘えん坊さんなんですねぇ」
「りんちゃんの困った顔が可愛くてついね」
サンジがりんの腰に手を添えて、自分の上に乗るように導く。
怒張したものがりんの蜜と擦れ合うような位置まで誘導するとそのまま一番敏感なところを指先で刺激した。
「…んっもう、サンジさん…」
「だめ?なんで?気持ちいいだろ?」
「い、いんですが…サンジさんのする事、ぜんぶ、…ぁあっ」
「ぜんぶ?」
「…き、もち…良すぎて…」
サンジはその言葉にニヤリとする。
「嬉しいこと、言ってくれるねりんちゃん」