第8章 (サンジ、ロー、ゾロ、バー、分岐)
「そんな事言って…」
「本心だよ。ねぇ、お店何時に終わる?りんちゃんのこともっと深く知りたいな」
ぐいとカウンターから身を乗り出すサンジ。
「ウチの船きてよ。りんちゃんの家でもいいけど」
「…ダメです。もし知って、私が付いて行きたくなっても困るでしょう?」
「ぜーんぜん?船長は説得するよ」
そこに、ローが口を挟む。
「知って、付いて来たくなって、船長が許したらお前はくるのか?」
まっすぐな目と合い、うなじがちりりとしたのを感じた。
「…どうでしょうね」
その言葉にゾロがりんをみやるが言葉を発することはなかった。
あれから三人が帰り、何組かの常連客が来て閉店時間がきた。最後の客を見送り閉店準備を進める。
グラスや皿を洗い、料理の残りをまとめて家に持ち帰る準備をする。
店内を軽く清掃をして、そういえばドアにかけてある札を『close』にしてないと思いドアに向かった。
ドアを開けてみると人影とある匂いに気がついた。
その匂いは…
1,タバコの匂いだった。(サンジver、45ページへ)
2,薬品の匂いだった。(ローver、51ページへ)
3,海の匂いだった。(ゾロver、56ページへ)
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初、分岐です。
書き貯めてないので一人一人公開すると思います。
とりあえず前編でした。
店員モノが多いのは、私が店員だからですかね。
逆に学園モノは想像つかないです。
たぶんずっと女子校にいたからか、教室内に男性がいる光景を想像出来なくて…
さて、次回後編です。
しばしの間、お待ちくださいませ。