第2章 be on good terms with
『ペタン、、、ペタン、、、』
先ほどから殺せんせーがすねたように黒板にパンチをくらわしている。
私は半分教師のようなものなので、生徒とは向かい合う形でテストを受けていた。
「先生、その音がうるさくてテストに集中できません。生徒の勉強を邪魔するのは、先生として失格じゃありませんか?」
「にゅやっ!?すみません・・・」
私は殺せんせーの悩みの種であるカルマを盗み見た。
彼は寺坂などの不良物件に何やら話しかけられている。
・・・と、一瞬私と目が合ったような気がした。
「こらそこ!テスト中は静かに!」
「ごめーん。俺、テスト終わったからジェラート食ってるわ~」
殺せんせーが注意すると、カルマはどこから取り出したのか、綺麗なピンク色をしたジェラートを取り出しペロッとなめた。
「授業中にジェラートなんて・・・って!?それは私がイタリアで買ってきたジェラート!!」
「ごっめ~ん。職員室にあったから持ってきちゃった♪」
「カルマ、それは泥棒」
「いいじゃん。化け物からとったんだしさ♪」
「いいえ!それは先生がわざわざ熔けないように北極圏を飛んできて苦労して買ってきた物なのに!」
そして、低い給料からその分のお金がひかれる、と・・・
速いんだし、万引きしちゃえばいいのに・・・
「じゃあなに?殴る?」
カルマはまたぺろりとジェラートをなめる。
「殴りません!残りを先生が食べるだけです!」
先生がカルマに近づく。
あ・・・
残りを先生が食べるって、それ、間接キス・・・だよね?
それはさすがにダメかな(にこっ)
「先生!」
『パシュッ』
先生の足元で、何かがはじける音がした。