第2章 be on good terms with
「カルマ~?本当にもう帰っちゃったの?」
E組がある山の中、私は無駄だと思いつつもカルマの名前を呼びながら下山していた。
「ったく・・・いつになっても不良は変わらないんだから・・・いつになったら手合せできるんだろ・・・烏丸先生の授業中なら何とかなるかな~?」
カルマがいなくてなんとなく暇な口なので、独り言をずっと呟いている・・・
「ちょ、マジで寂しい・・・ったく!!!」
私は大きく息を吸い込んだ。
「かぁ~るぅ~m・・・っ!?」
「うるさいなぁ・・・まったく・・・」
「カルマ・・・」
私が後ろに引っ張られて倒れこんだ茂みの中にはカルマが怠そうに座っていた。
「こんなとこまで来て何なの?ほんと・・・ストーカー?」
「違うし!・・・ってかさ、私たちの勝負に、ちょうどいい獲物がいてくれたよね・・・」
「何?殺せんせーのこと言ってるの?美咲が無理って言ったんじゃん」
カルマが呆れたようにため息をついた。
「まず、普通に戦ったら無理なの!これは策を練ってやらないと無理な話。身体能力と頭脳・・・両方試されるいい手段じゃない!」
私が興奮したように声を荒げると、カルマは何故か苦笑いをした。
「はいはい。つまり、先に殺せんせーを殺した方が一番強いってことね・・・多分無理だけど」
「そりゃ難しいってことはわかってる。だからこそ、こう・・・燃えるんじゃない!!」
「はいはい・・・」
私の熱弁に、カルマはまたため息をこぼした。