• テキストサイズ

初 恋 ア ン ブ レ ラ

第7章   勘違い。


目を合わせようと
覗き込んで来るから
合いそうになる前に
目線を逸らす。

そんなやりとりをしばらく続けた。






渋「いつまで避けんねん」

 「い、いつまででもです。し、渋谷くんと目を合わせたら石になっちゃいますから」

渋「メデューサやん、俺」



なんて笑ってる声がしてるけど
あながち間違ってへんからね。

初めは恐怖から来る緊張で
ガチガチに固まってたもん。

めっちゃ怖いからね、ほんまに。
近付くな話しかけんなオーラが凄い。







渋「それよか、まだ休みか?友達」

 「はい。あと1日休むそうです」

渋「ほんなら音楽室やから」

 「へ?」



意味が分からず
振り向いたら「目合わせてるやん」と笑った。
/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp