第4章 勢揃い。
錦「すばるくん、ほんま何してんの!はよ来な、俺がと帰んで!」
後ろへ呼びかける錦戸くん。
なんで錦戸くんが私と帰らなあかんのよ。
と、毒を吐いてたら
気怠そうに歩く姿が私の視界へ入って来た。
前髪に苺をつけたままの渋谷くんが
ゆっくりと私の方へ向く。
渋「……………」
に、睨まれてる…?
なんか機嫌悪そう。
あ、雨苦手やからか。
無表情で何も言わない
渋谷くんを見て
笑ってたら良いのに…
なんてお節介な事を思ってると
顔を逸らされた。
渋「……はよ帰ろうや、怠い」
錦「えっ、ちょ、すばるくん!?」
安「滅多とないチャンスやんかっ!」
渋「知るか、そんなん」
村「何を拗ねてんねんな」
渋「もう限界やねん…」