第3章 昼休み。
私はバナナ派やから
苺の良さが分からへんのやけどね。
渋「そんな事より、なんでここは官能小説置いてへんねん」
「どう考えても置かないと思いますが」
渋「しけとんなぁ…」
「……………」
だったら来なければいいのに。
と、隣で何故か私の方を向いて
あんぱんを食べ出した渋谷くんに毒付く。
(心の中でね)
渋「そういやぁ、今日も雨降るらしいで」
「えっ!?いつですかっ!?」
渋「帰りらへんちゃう?」
「………傘、持って来て無いんですけど」
渋「おっ、仲間。俺も持ってへんねん」
「…………」
雨が降るのは家に着いてからでありますように…