第3章 昼休み。
「おはよー」
「あ、おはよーっ」
朝の挨拶が飛び交う。
登校して席に座ってるにも関わらず
誰とも一切喋らないまま教室に着き
読書をしている、私。
それはいつもの事で。
本当なら、もう来てるはずの親友は今日も欠席。
「……………」
時計に目をやれば、8時15分やった。
さて、続きでも読もうっと。
目線を本へ落とし
左から下に向かって活字を目で追って行く。
趣味は読書。
特に恋愛小説が好き。
今、読んでるのもコテコテな恋愛モノ。
主人公を自分に置き換え
愛して愛される気分を味わってる。