• テキストサイズ

初 恋 ア ン ブ レ ラ

第9章   好きなタイプ。


じーっ、と見られてて。

その視線にドキマギする。









 「あっ、し、渋谷くんも名前言えないなら特徴とかでも、い、良いので、」




と、慌てて姿勢を正して正面を向く。

タイミング良く
エアーホッケーで決めた
横山くんと錦戸くんが
すっごい喜んでいて。

他にもたくさんの音や声がする中
隣から物音がして振り向けば
もたれた体勢から
ちゃんと座り直してた。










渋「……………犬みたいな子」

 「はい?」

渋「やな、」

 「犬…みたいな子、」

渋「しか言えんわ」



なんて言いながら
正面を向いた渋谷くんの横顔は
どことなく穏やかで。

その表情にズキズキ胸は痛み出し
少し羨ましくなった。

犬みたいな、その子が…
/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp