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【テニプリ】作品集/乙女気分

第19章 【サボテンの花言葉】不二周助




4ページ目は3回目の12歳。
卒業式が目前に迫った小学6年生。
6年間使ったランドセルは私の方が傷だらけ。
周助らしいきれいなランドセルに、どっちが男の子かわからないわね、なんて言う大人達に頬を膨らませる私。


中学は別々。
青春学園中等部に進学する周助と女子大付属中学に進学する私。


私も青学にすれば良かった、そう寂しくて泣く私の頭を優しく撫でる周助。
初めて離ればなれの中学に不安と寂しさがいっぱいの誕生日。



5ページ目は4回目の16歳。
高校一年生になって急に大人びた2人。
学ランの周助とブレザーの私。
お互いそのままの高校に進学して、やっぱり別々のままの高校生活。


中学時代にテニスで全国制覇した周助は相変わらずモテモテ。
自宅まで押し寄せる女の子達と山のような誕生日プレゼント。


ついつい不機嫌になる私。
私にだって告白してくれる男の子、沢山いるんだから!そう強がって付いた嘘に全く顔色変えない余裕な周助。


ふと優しく頬に触れたきれいな手。
それからゆっくりと重なりあった形の良い唇。


幼なじみから恋人同士に昇格した誕生日。



6ページ目でやっと5回目の20歳。
プロテニスプレーヤーになった周助と、ただの女子大生の私。


世界中を回る周助にはなかなか会えない。
遠く感じる2人の距離に寂しさを隠せない私。


主役一人になった誕生日ケーキ。
家族の前では笑顔をみせるも心の中は涙でいっぱい。


突然なったインターフォン。
モニターに映し出されたのは20本の薔薇の花束とシャンパンを抱えて優しく微笑む周助。


大人になった2人で乾杯。
コツンとグラスを合わせる音が少しくすぐったいハタチの誕生日。

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