第1章 夏の思い出作り(赤)
「出来たっ」
「おー、このネコか」
「渋谷さんっぽいなと思いまして」
「あ、俺?」
「はいっ」
「俺、こんな顔してるか?もっとこう…ピシッと男前やぞ」
「変態でナルシストってアウトです」
「………うっさい、さっさと食え」
なんか納得いかんかったみたいで
マグカップをマジマジと見つめてる。
ん?
なんか昨日と
雰囲気が違う。
どこがと聞かれても
ここ!とは
はっきり言われへんのやけど…
何かが違うねん。
「なんか可愛いて食べられへんわ」
「食べましょう、思い切って」
「うわ、顔真ん中切るとか…残酷やな」
「生きる為には仕方ありませんから」