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今 夜 か ら は 。

第3章 お誘い。


出入り口辺りで
キョロキョロしつつ
中へ入って来た、その姿。

私に気付き
駆け寄って来てくれて…











 「ごめん、待たせてもうた」

 「い、いえ、全然…待ってないです」



なんて、待ち合わせしてたかのような台詞を交わす。



ほんとは待ってたくせに。

早く会いたいという一心だけで
いつもより歩く速度上げ
最終的には走ってて
息切らしてたのに
全然、だなんて良く言えたもんだ私。













 「………あ、買うんや?みかん」


カゴの中を見て笑う渋谷さんに
もうドキドキは止められない。
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