第3章 お誘い。

　「それは残念やったなぁ」

　「いっぱい蟹を食べる為にお昼ご飯控えめにしたのに…フグって！」

　「めっちゃ怒ってるやん」

　「だって…フグより蟹が好きですから！」

　「俺はフグのがえぇわ」

　「えぇ～っ！？もしかしてフグの回し者ですか！？」

　「多分、そうかも」



だなんて言って、笑ってる。


その笑顔を見れて嬉しい。

少し長く話も出来てるから
顔が勝手に緩む緩む。

明日の社長のお茶は
玉露に戻してあげよっと。










　「んふふっ」

　「………怒ってる割にはニコニコやん」

　「ふふ、なんででしょうねぇ」